台湾回想記 〜長い一日〜
台湾の人は元気だ。そして夜が長い。
台北に住む友人とそのお姉サン家族(台北でホームステイしていた家)と
「鳥来(ウーライ)」という山の方の村に遊びに行った日のこと。
12:00 まず、みんな夜更かし大好きなので朝が遅い。
目が覚めた者からパラパラとリビングに集まり出し、犬と遊んだり、
本を読んだり、ピアノを弾いたり、ゲームをしたり、、、、
とにかく出かけるまでに時間がかかる。
14:30 やっと出発。車と電車とバスを乗り継いで鳥来に向かう。
途中、電車の中で絵描きのおじさまに出会う。
目が合うなり、私の似顔絵をすごい勢いで描き始めた。
見つめられ続けると、恋に落ちてしまいそうになるので
私もおじさまの似顔絵を描き始める。
向かい合った席で「オトナの似顔絵大会」がはじまる。
16:00 鳥来到着。
鳥来を中心部落とする先住民「アタヤル族」の歴史と生活文化を
紹介した博物館にいく。アタヤル族は農業と狩りを主な生業とし、
女性の仕事である複雑で色鮮やかな織物で知られる先住民族なのだが、
この作り方がスゴい。
まず、植物の繊維から何日もかけて糸を作り、それを染めて、
干して、紡いで、やっと織物の材料が出来る。
昔はどの地域でも、全てをゼロから自分たちで作り出していたのだろうけど
途方もない作業工程と出来上がった布のすばらしさに胸がドキドキした。
その他、自然崇拝、首狩りの風習(もちろん昔の風習)、季節ごとの儀式
成人女性が施す顔への入れ墨、巧みな狩猟・農業の技術など
アタヤル族の伝統的な生活は実に興味深い。(詳しい資料は本人まで)
今は、都市へ出て行く者も増え、村も観光資源となっているけれど、
伝統的な儀式や祭り、土着の言語は受け継がれているそうだ。
17:40 食堂に入って、地元の伝統的な家庭料理を食す。
メニューは竹の筒に入ったちまき、豚肉と野菜の炒め、豚の皮の炒め、
限りなくゴーヤチャンプルにちかいもの、花のどこか(どこだ!?)を
炒めたものなど。台湾の料理には(特に炒め物)生のニンニクと
パクチーが大量に入っている。
粟で作った地酒を嗜み、ご満悦な私。
18:30 土産物屋でたむろす。
アタヤルのおねえさんが伝統的なネックレスを作ってくれるという。
その場で糸の色と石の色を相談して決めて編み出す。
何しろ家族全員分(私含め5人)なので時間がかかる。
その間、店主の人から情報収集。
このひと、台湾先住民族に詳しくて色々な情報を教えてくれた。
今後私が訪れようと思っているアミ族の男性は背が高く、
イケメンが多いとか。そんなことまで教えてくれた。
それにしてもアタヤルの人はのんびり屋さんだ。
たとえば、すてきなマグカップを見つけたので購入したいと伝えると
「包装してあげる」という→30分後できあがる。値段を聞くと、
本人も分かってなくて調べ出す。→10分後返答。支払う→おつりが
くるのに15分くらいかかる。
おつりがきてもマグカップがない!「あれっ?わたさなかったけ?」
「渡されてないよ〜ん」みんなで店中を探す。レジ脇で発見。
こんな感じ。
何か一つの事をしていても途中で来客や友人がくると、
それを忘れてしまうようだ。日本でもいるね、こういう人。
でも違うのは、それに対してだれも怒らないし、急いでない。
みんな笑顔で人が大好き。素敵な人たちでした。
21:00 土産物屋で約3時間!外に出ると真っ暗。
村からの最終バスの時間も迫り村をあとにする。
ここからがながい
22:30 「新生駅」で下車し、夜市(ナイトマーケット)に向かう。
週末という事もあり、大賑わいだ。日本人も多い。
屋台で食べまくり、マーケットで買い物しまくる。
台湾は靴が安い。夏に向けて素敵なサンダルを2足購入。
飲食と消費を繰り返し、夜は更けていく。
02:30 マーケットも店じまいを始め、一行もいい加減帰宅する事にする。
03:00 帰宅。
さぁ寝ようと自室に向かうとスイカを食べようと誘われる。
「まだ食うのか!」と思いつつ、誘われるままにテーブルにつくと、
スイカだけでなくいろいろ出てくる。さつまいも、おかし。。
みんなで雑談しながら結局完食。自分の胃袋が恐い。
この家族はほんとに話し好きだ。みんないつも笑ってる。
犬のミロがまたおしっこをもらす。仰向けの状態でもらしたので、
噴水状になってわわ(友人)のズボンに付く。傑作だ。
04:00 今度こそ寝ようとすると6歳のツォツォ君に日本のホラー映画を
観ようと誘われる。生命の危機を感じる。散々断って自室に逃げる。
私以外の人間は観始める。
ありえん。タミフルを服用しているとしか思えないトリップぶりだ。
4月4日の長〜い一日でした。
日本でも、もう何年もしてない家族旅行を台湾で経験出来るなんて!
しかもホントの家族じゃない人たちとホントの家族みたいに。
心の宝箱にしまっておきたいキラキラした思い出がまた一つ増えました。
台北に住む友人とそのお姉サン家族(台北でホームステイしていた家)と
「鳥来(ウーライ)」という山の方の村に遊びに行った日のこと。
12:00 まず、みんな夜更かし大好きなので朝が遅い。
目が覚めた者からパラパラとリビングに集まり出し、犬と遊んだり、
本を読んだり、ピアノを弾いたり、ゲームをしたり、、、、
とにかく出かけるまでに時間がかかる。
14:30 やっと出発。車と電車とバスを乗り継いで鳥来に向かう。
途中、電車の中で絵描きのおじさまに出会う。
目が合うなり、私の似顔絵をすごい勢いで描き始めた。
見つめられ続けると、恋に落ちてしまいそうになるので
私もおじさまの似顔絵を描き始める。
向かい合った席で「オトナの似顔絵大会」がはじまる。
16:00 鳥来到着。
鳥来を中心部落とする先住民「アタヤル族」の歴史と生活文化を
紹介した博物館にいく。アタヤル族は農業と狩りを主な生業とし、
女性の仕事である複雑で色鮮やかな織物で知られる先住民族なのだが、
この作り方がスゴい。
まず、植物の繊維から何日もかけて糸を作り、それを染めて、
干して、紡いで、やっと織物の材料が出来る。
昔はどの地域でも、全てをゼロから自分たちで作り出していたのだろうけど
途方もない作業工程と出来上がった布のすばらしさに胸がドキドキした。
その他、自然崇拝、首狩りの風習(もちろん昔の風習)、季節ごとの儀式
成人女性が施す顔への入れ墨、巧みな狩猟・農業の技術など
アタヤル族の伝統的な生活は実に興味深い。(詳しい資料は本人まで)
今は、都市へ出て行く者も増え、村も観光資源となっているけれど、
伝統的な儀式や祭り、土着の言語は受け継がれているそうだ。
17:40 食堂に入って、地元の伝統的な家庭料理を食す。
メニューは竹の筒に入ったちまき、豚肉と野菜の炒め、豚の皮の炒め、
限りなくゴーヤチャンプルにちかいもの、花のどこか(どこだ!?)を
炒めたものなど。台湾の料理には(特に炒め物)生のニンニクと
パクチーが大量に入っている。
粟で作った地酒を嗜み、ご満悦な私。
18:30 土産物屋でたむろす。
アタヤルのおねえさんが伝統的なネックレスを作ってくれるという。
その場で糸の色と石の色を相談して決めて編み出す。
何しろ家族全員分(私含め5人)なので時間がかかる。
その間、店主の人から情報収集。
このひと、台湾先住民族に詳しくて色々な情報を教えてくれた。
今後私が訪れようと思っているアミ族の男性は背が高く、
イケメンが多いとか。そんなことまで教えてくれた。
それにしてもアタヤルの人はのんびり屋さんだ。
たとえば、すてきなマグカップを見つけたので購入したいと伝えると
「包装してあげる」という→30分後できあがる。値段を聞くと、
本人も分かってなくて調べ出す。→10分後返答。支払う→おつりが
くるのに15分くらいかかる。
おつりがきてもマグカップがない!「あれっ?わたさなかったけ?」
「渡されてないよ〜ん」みんなで店中を探す。レジ脇で発見。
こんな感じ。
何か一つの事をしていても途中で来客や友人がくると、
それを忘れてしまうようだ。日本でもいるね、こういう人。
でも違うのは、それに対してだれも怒らないし、急いでない。
みんな笑顔で人が大好き。素敵な人たちでした。
21:00 土産物屋で約3時間!外に出ると真っ暗。
村からの最終バスの時間も迫り村をあとにする。
ここからがながい
22:30 「新生駅」で下車し、夜市(ナイトマーケット)に向かう。
週末という事もあり、大賑わいだ。日本人も多い。
屋台で食べまくり、マーケットで買い物しまくる。
台湾は靴が安い。夏に向けて素敵なサンダルを2足購入。
飲食と消費を繰り返し、夜は更けていく。
02:30 マーケットも店じまいを始め、一行もいい加減帰宅する事にする。
03:00 帰宅。
さぁ寝ようと自室に向かうとスイカを食べようと誘われる。
「まだ食うのか!」と思いつつ、誘われるままにテーブルにつくと、
スイカだけでなくいろいろ出てくる。さつまいも、おかし。。
みんなで雑談しながら結局完食。自分の胃袋が恐い。
この家族はほんとに話し好きだ。みんないつも笑ってる。
犬のミロがまたおしっこをもらす。仰向けの状態でもらしたので、
噴水状になってわわ(友人)のズボンに付く。傑作だ。
04:00 今度こそ寝ようとすると6歳のツォツォ君に日本のホラー映画を
観ようと誘われる。生命の危機を感じる。散々断って自室に逃げる。
私以外の人間は観始める。
ありえん。タミフルを服用しているとしか思えないトリップぶりだ。
4月4日の長〜い一日でした。
日本でも、もう何年もしてない家族旅行を台湾で経験出来るなんて!
しかもホントの家族じゃない人たちとホントの家族みたいに。
心の宝箱にしまっておきたいキラキラした思い出がまた一つ増えました。
by majyogirl
| 2009-04-17 20:02
| 台湾回想記